21世紀にはいり経済成長が鈍り、不景気が続いているためか、主婦向け雑誌やテレビでは『節約特集』の花盛りです。一方、地球資源・地球環境の危機を食い止めようとの願いから生まれた「エコ」という言葉もたくさん使われるようになりました。
「節約とエコ」この二つが矛盾しなければ理想的ですが、家庭では、家計のやりくりだけを考えた「節約」から、地球資源・地球環境を考えた『エコ節約』ができる方法がたくさんあります。
「エコ節約の暮らし方」が広がり、これが普通になれば、地球資源を浪費せずとも『少なく消費して心豊かに暮らせる社会」はきっと実現するはず。そんな願いを込めて、このホームページでは、エコ節約のアイディアを提供しながら、エコ社会への提言などもしていきたいと思います。
ホームページは皆様のお役に立つ限りはできる限り長く続けるつもりですので、ご意見ご感想を、ぜひともよろしくお願いいたします。
2003年12月 島秀子
このサイトは、島秀子による、エコ家事のアイデア集をメインとした無料サイトです。リンクは、各ページへの直リンク、無断リンク共OKです。連絡も不要ですので、ご自由にお張りください。
このホームページでは「賢約」「エコ節約」「エコエコ」「4R」「もうひとつの4R」という言葉をよく使いますので、まずは言葉(関連語も)の説明をしましょう。
よく使われる古くて新しいことば。広辞苑によれば、倹約のほうがやや厳しい印象を受けますが、同じ意味にも使われるようです。
個人や家庭だけの節約から一歩進んで、地球全体や環境のことにも配慮しながら賢く倹約すること。素敵な造語作成者に感謝しつつ、筆者も使わせていただきます。
筆者の造語です。エコ節約のアイディアが「エコ節約術」。簡単にできることがたくさんありますよ!
エコ節約の発想から『これはエコエコかな?』と考える習慣を身につけよう。また、家庭での努力や工夫で限界があることは政治や企業活動で解決するしかないので、エコエコを大切にする政策、政治家、企業、企業人を応援しましょう。
日本の環境政策は「3R」(リデュース、リユース、リサイクルの3つR。リフューズはなし)ですが、筆者は「4R」(リフューズを含む4つのRでリフューズが一番大切)を主張しています。
リフューズを直訳すれば「断る」ですが、生活者は環境に有害なものや一回でゴミになってしまうものは基本的には断る(買わない)、生産者は化学物質に多く依存した生産・化石資源使い捨て生産から、自然を生かした生産・ゴミの出ない生産に切り替える、国は環境全般を考えた政策を率先して行う、という積極的な環境行動、生産、政策のこと。
リフューズには、環境再生(リボーン)への強い意志が含まれているといえます。
日本は、リデュースでごみをできるだけ減らすという政策を採用していますが、それよりも、リフューズを実践していればリデュース率はおのずと高まるのです。
減らしていけばゼロに近づくからリフューズは不要でしょうか?リフューズなしのリデュースでは、たくさんのごみが出ても大型焼却炉でどんどん燃やせばごみは減るということになり、大量生産・大量消費・資源浪費・ごみ混焼による重金属汚染を食い止めることができません。あくまでも、始めにリフューズ、次がリデュースという考え方が大切です。
生ごみは人が暮らす限り出るものなので減らす工夫をしますが、「減らすこと」よりも「自然を生かす・無駄をしない」という発想のほうが、楽しく続けられます。
また、水やガスなども生きている限り使うものですが、これも雨水を生かしたり、使い方を工夫することで、結果的に無駄なダムや炭酸ガスを減らすことができますね。
リユースとは、ゼロエネ(エネルギーを使わない)、またはミニエネ(エネルギーを少しだけ使う)で再利用することなので、リサイクルに勝ります。
この意味からすると街のリサイクルショップは「リユースショップ」、大いに利用すべしです。食べ物なら調味料や酒類をリユースビンにしているものを選ぶ。こういう生活を当たり前にする市民が増えれば増えるほど、あなたの自治体のごみ税は減るはずです。
リユースショップの衣類や、家庭内で不要になったものを生かすには、4Rにあやかって『もうひとつの4R』でリメイクすることをお勧めします。ほとんどのものが個性的に生まれ変わりますよ。
リサイクルは省エネだといわれていますが、時として浪エネ(エネルギーを浪費する)なので、リサイクルは4番目の選択肢です。
新聞・紙・衣類、缶・ビン・ペットボトル、これらのリサイクルには問題が山積ですが、皆さんの貴重な税金が使われているので、自治体のごみ政策や、国のリサイクル政策に関心を持ち続ける必要があります。
リフレッシュ、リニュー、リモデル、リフォームの頭文字、Rで始まる4つ。 衣類そのほかの不用品をリファッション、リメイクするコツです。