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節電の根拠と目的 ムダを見直し価値あるものへ投資
この夏、電力会社(東電)・国・県・マスコミが揃って「15%節電」を呼びかけていますが、実をいうと私には、連日連呼されている「15%節電」の根拠や目的は何なのか、正直なところ、解りにくいのです。

私が(既に省エネは済ませてきたはずなのに)更なる節電に取り組み始めた理由は、あまりにショックな原発事故を見て、足元で出来ることは何かと考えた結果、改めて電気の使い方を徹底して見直さねばと感じたため。

そして節電目標を15%としたのは、原発事故後に発表された城南信用金庫会長メッセージ「一年で15%・3年で30%節電・自然エネルギーへ投資を」に共感したからです。

今年も昨年同様、暑い夏になりました。我が家では、夫が菜園作業を終えて汗だくで帰った時などに、エアコンを利用しています(ちなみに私はエアコン苦手で扇風機派)。

さて、7月分の電気料金請求書がきました・・・節電率は昨年比11%!(注)
ウ〜ン、15%までいかなかった。でも5月からの3ヶ月平均では16%!ま、いいか。

■我が家の「節電15%」根拠と目標は
○人・食べ物・空気・水・海・土への放射能汚染を二度とさせたくないこと。
○家計のムダを減らし、価値あるものに投資したいこと。

なお、今回の節電対策は以下の通り。

⇒購入したもの:扇風機、温度計、延長コード
・エアコン脇に扇風機設置(エアコン風の循環効率向上)
・エアコン直近に温度計を設置(室温チェック)
・延長コードで主電源を下方(手の届く位置)に移動(使用の都度、主電源OFFに)


次回
使い方で違う電力 ヘアドライヤーの使い方
2011年07月29日更新
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失望から希望へ 改めて「4つの権利」を忘れずに
フクシマ原発事故から4ヶ月が経過。この期間、友人・仲間・親戚との会話から、原発事故後は「生活が落ち着かない」、「本当のことが解らない」、「ストレスで体調が悪い」と感じている人のいかに多いかを知りましたが、私にとっても、真実な情報を探してパソコンに向かう日々は、かつてないストレスを感じたものでした。

レベル7の原発事故の解決には少なくとも10年を要する・・・この事実を受け止めざるをえないのは、あまりにも悲しい。そして、事故収束にあたっている原発内作業者、有機栽培農業者の自殺、増え続ける被曝者、空気・水・土から海に至る放射能汚染拡大から命の糧への不安まで・・・失望の材料が多すぎます。

とはいえ、心ある人々によって希望の種が蒔かれ始めたこと(自然エネルギーへの取り組み加速、市民ファンド誕生、サテライト疎開開始など)は、明るいニュースでした。

それぞれが、希望の社会をイメージし、構築していくための知恵と力と陰のサポートを惜しまず、“希望の社会“のパズルを、確実に完成させていくための10年となりますように。

さて、農産・畜産・海産物の放射能汚染で、食料購入で悩んでいる人が多いのですが、以前紹介した「消費者の4つの権利」を、いまこそ使いこなしたいものです。4つの権利とは「安全なものを求める権利、知る権利、選ぶ権利、意見を伝える」の4つ。これは日頃から大切なのですが、この非常事態のときこそ、心に刻んでおきましょう。

安全なものを求める権利・・・当たり前なこと
知る権利・・・情報を知ること
選ぶ権利・・・納得して選ぶこと
意見をいう権利・・・非常事態のときこそ大切

この4つは密接に関連しているわけで、1つを大切にしている企業・業者は4つを大切にしているといっても過言ではありません。現実には、あちこちの店を観て回るのは難しいので、信頼できる業者や店を中心に利用するのが賢明。放射能測定器を常備し残留検査を実施している業者は、少なからずありますから。

なお、放射能汚染物質を取り除く方法は、農薬・化学物質汚染対策と同じく、農産物はしっかり洗うことです。魚は生態系の頂点に近いほど汚染は濃縮されていくことに注意を。
2011年07月23日更新
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「省エネライフ」から「ミニエネライフ」へ ピークカットのポイント
■LED照明と節電マインド
5月・6月は、LED照明買い替えと電気利用法の徹底した見直しにより、節電率は2ヶ月平均で19%の実績!うれしくもびっくりしました。LED照明という優れた小エネ(ミニエネ)商品への切り替えが節電マインドを徹底させ、節電率向上に貢献したことは確かです。

■省エネライフからミニエネライフへ
この夏、緑のカーテンやすだれの利用、扇風機を買い足すなどしてエアコン利用に頼りすぎない暮らしが、ここ数年をはるかにしのぐ勢いで拡がっていますが、このような現象は、従来の「省エネライフ」の徹底というよりは、自然を生かし、より小さなエネルギー〔ミニエネ〕で快適に過ごす〔目的を果たす〕ことを追求する「ミニエネライフ」広がりの始まりではないでしょうか。

■夏場のピークカット対策
一般家庭での夏場の電力利用率は、大雑把に、エアコン50%・照明5%ですから、夏の節電のポイントはエアコン対策にかかっているといっても過言ではありません。

エアコン利用が増える昼時間の電力需要ピークを減らす「ピークカット」ですが、今年は「ピークカットに失敗すれば計画停電もありうる」とか。なにかと穏やかではありません。その背景や責任を見過ごすわけではありませんが、先ずは、それぞれの暮らしを尊重したピークカットで、快適な夏を工夫しましょう。

■使用電力の把握
家電製品の使用電力をわかりやすい場所の記入しておくと便利です(以下は我が家の例)。

☆500w以上〜1200w
ヘアードライヤー〔600w・1200w〕、アイロン(1200w)
トースター(900w)、エアコン〔800w〕、電子レンジ(750w)
電気釜(米専用土鍋)、電気ストーブ(500w〜1100w)

☆100w〜400w
洗濯機(400w)、ズボンプレッサー(290w)、テレビ、など

☆0.2w〜99w
パソコン(80w)、 扇風機(40w)、照明(0.2w〜40w)など

■ピークカットのポイント
1 エアコン稼働中は、使用電力が大きなものを出来るだけ使わない工夫を
・ヘアーセット → 扇風機で乾かしてからドライアーは短時間(髪が痛みにくい)
・アイロン   → アイロンがけは夜にする(涼しい夜に、まとめて)
・トースター  → パン焼きはガスレンジ利用(美味しく焼ける)

2 扇風機で物足りなければエアコンを
・扇風機2台の電力使用量:40Wx2台=80w(ミニエネ)
・エアコンの電力使用量 :800w(各部屋に温度計を置いて適温管理)
・健康弱者が希望する温度を優先する

それでは、健康第一にお過ごしくださいますように!
2011年07月14日更新
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