■必要不可欠な表示を
311原発事故以降、食料品の買い物で不安な思いをしている方が実にたくさんおられます。
不安の理由は、大きく3つにまとめることができます。

こうした不安の背景には、いうまでもなく国が設定した非常に緩い“暫定基準値”があります。
フクシマ原発からの汚染実態や、生産者への賠償問題を考慮したと思われる暫定基準値は、過去20年以上守られてきた健康第一の“基準値”をほぼ20倍緩やかにしたものであるという不安。
水から始まり、野菜、肉、牛乳・・・そして、これから始まるであろう大魚への濃縮と、汚染が広がっていくという不安。
非常に緩い暫定基準値〔がまん値とも呼ばれている〕を以って「暫定基準値クリアー商品だから問題なし」という暮らしを、いつまで我慢すれば良いのかという不安。
こうした不安を解消するには、以下の表示が不可欠です。
☆ベクレル表示
・ベクレル数値を参考にして、より安全な買い物を心がけることができる
・ベクレル数値を参考にすれば、被災県の物産を積極的に購入して応援できる
☆加工品の産地表示 :加工地表示と産地表示が共に必要。
☆検出限界値の表示 :機器の精度により「不検出(ND)」範囲のばらつきが大きいため、「検出限界値」を表示する。
日本人の健康を今後数十年に亘って、最大限守るために、関係者の奮闘を切に望みます。
以下は、武田邦彦氏ブログから引用
“東北の農作物や酪農品の90%以上は汚染されていません。しかし、販売店で「東北産」とか「岩手産」と表記されていれば、消費者はイチかバチか「汚染されていないだろう」として買うことはできないのです”